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着物 制作現場レポート1

2014/10/13 着物 制作現場レポート
着物 制作現場レポート1

染料について

RENCA受注センターの竹中です。


先日、着物制作の現場にお邪魔させていただきました。

実際に着物がどのようにして作られているのか皆さんご存知ですか?
なかなか目に触れる機会も少ないと思いますので、このブログで「着物制作現場レポ」を数回に分けて皆さんにご紹介させていただきたいと思います。




さて、制作現場に到着して、さっそく工場(こうば)にお邪魔しますと、なんだか懐かしい匂いがしてきました。
中高校生の時の美術室の匂い?みたいな感じです。

並べられた小さなバケツには色とりどりの染料が入っていました。
まさにこの染料で着物は色付けされていくんですね。



次の写真は、染料を混ぜておられるシーンなのですが、これがなかなか面白いですよ。
電工具ドライバーの先を改造して、「ウィーン!!」。
 
着物 制作現場レポート1

染型紙について



図案によって色区分された通りに紋様を方にします。
スクリーン(写真型)と手彫りの型紙を併用する場合が多いらしいです。

この染型紙だけでも骨董芸術作品のように味わいがあって素敵です!
使うのはもちろん一度きりではなく、他の型との組み合わせで何種類もの柄を作り出します。
今回お邪魔させていただいた現場でも、昔に作られた型を今も大切に使われておりました。

そうやって模様を何度も重ねていって着物の柄が仕上がるのですから、やはり着物制作は手間暇と時間がかかるものなんですね。

 
着物 制作現場レポート1

何種類もの染型紙


最近は着物にもインクジェットプリントという便利なものも増えてきましたが、
今もこうして昔ながらの方法と道具で丹念に作られているのを目にすると、やっぱり着物の文化って素晴らしいなとあらためて思います。





次回の「着物 制作現場レポート2」では実際に生地に色付けしていく場面をご紹介したいと思います。
 

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