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ショップニュース

2015/03/09着物 制作現場レポート

着物 制作現場レポート5

RENCA受注センターの竹中です。 今回のレポートではいよいよ仕上げの工程となります。 よく着物の柄に部分的に金色や銀色に装飾されているのを皆さんもご存知だと思いますが、その「金彩加工」について ご紹介させていただきます。 着物の制作工程の最後に金、銀、色箔による金彩加工を施し製品になります。 つまり金彩加工は着物の製作の最後の装飾の加工です。 写真の作業は「金砂子」といって、底が網目状に加工された筒を使い、そこから金箔が細かくなったものが落ちる仕組みになっております。 金彩加工はその他、泥金を刷毛で描く技法やエアブラシを用いて金を吹き付ける技法など色々な種類の技法がございますが それぞれに特徴が出て楽しめます。  

2014/11/25着物 制作現場レポート

着物 制作現場レポート4

RENCA受注センターの竹中です。 今回は、「蒸し水洗」という工程をご報告いたします。 前回のレポblogでは、大迫力な大島紬の仕上げ動画「制作現場レポート(番外編)」がございましたが、 今回ご紹介する「蒸し」の工程も中々迫力がございました。 まずは水洗い。 着物制作現場レポートの「2、色付け」や「3、ぼかし染め」でご紹介させていただいた工程で、 余分に付着している染料を洗い流す作業です。 ご訪問させていただいたときは、残念ながら水洗い工程は既に済んでおりました。 しかしその後の迫力ある「蒸し工程」を見学させていただけましたので幸いでした。 蒸すことによって、染料が繊維の中に深く吸着するようです。  

2014/11/19着物 制作現場レポート

着物制作レポート(番外編)

こんにちはRENCA新潟N配送センターの本間です。 先日、着物の産地研修で奄美大島へ行ってまいりました。   奄美といえば言わずと知れた本場奄美大島紬の産地です。 絣で模様を表す大島紬最大の特長である締端(しめばた)をはじめ、泥染めの行程から手織りの現場まで本場奄美大島紬の奥深さをあらためて感じた研修でした。   その中でも驚いたのがこちら     動画URL https://www.youtube.com/watch?v=kmvbLKPB9uk&feature=youtu.be   大島紬の仕上げの行程です。   大島紬は細かい繊維の織物であるが為に毛羽立ちが生じることもあります。 その際、電気シェーバーなどを使う場合もあるのですが、余計な繊維を削らないように今回訪れた機屋ではなんとガスバーナーを使い余分な毛羽立ちのみを取り去るのです。   しっかりとした織と丈夫な泥染めの大島だからこそなせる技ですね。   それではまた。  

2014/11/13着物 制作現場レポート

着物 制作現場レポート3

RENCA受注センターの竹中です。 前回(着物 制作現場レポート2)は着物の制作過程において重要な染型紙についてお伝えさせていただきましたが、 今回は、「引染」という染の工程をご報告いたします。 引染とは、着物の地色を刷毛を使って染める作業のことです。 この工程で、柄を更に引き立てる「ぼかし染」がなされるという事なので、 着物の雰囲気をイメージづける重要な工程となります。 やはりこの工程も手作業で行われるため、ぼかし具合も1着ずつ微妙に変わります。 これもまた着物の良さですよね。 引染工程では「絵羽(着物を広げた状態)になった時にぼかしが合うように、 ぼかしの長さが均一になるように注意して作業を行っている。」と仰っていました。 仕上がりを予測して作業を進めておられるんでしょう、素人目には大体の場所にサッサッと 染めているように見えても、仕上がった時には綺麗に揃います。 こうした着物の制作過程を見ていると、長年の技術と経験の積み重ねの成せる業が随所に発見できます!  

2014/10/24着物 制作現場レポート

着物 制作現場レポート2

RENCA受注センターの竹中です。 前回(着物 制作現場レポート1)は着物の制作過程において重要な染型紙についてお伝えさせていただきましたが、 今回は、その染型紙を使用した「色付け工程」をご報告いたします。 上の写真のように、加工板に白生地を張った上に型紙を使用して、糸目、色型糊、刷り等を使用しながら染料による着色を行っていきます。 この作業では、「1枚1枚の型紙をかさねても柄に狂いを生じさせない事、指示された技術を支持された配色で行う事」を基本として、大切に作業されているとの事でした。 実際に目の前で見せていただいたのですが、的確かつスピーディーにどんどん着色されていきます。 加工板に反物の白生地が張られているわけですが、表が終わったら次は裏も同様に着色。 しかもデザインや柄によって、型紙を何種類も使って着色を重ねてゆきます。 本当に時間と手間のかかる作業です。  

2014/10/13着物 制作現場レポート

着物 制作現場レポート1

RENCA受注センターの竹中です。 先日、着物制作の現場にお邪魔させていただきました。 実際に着物がどのようにして作られているのか皆さんご存知ですか? なかなか目に触れる機会も少ないと思いますので、このブログで「着物制作現場レポ」を数回に分けて皆さんにご紹介させていただきたいと思います。 さて、制作現場に到着して、さっそく工場(こうば)にお邪魔しますと、なんだか懐かしい匂いがしてきました。 中高校生の時の美術室の匂い?みたいな感じです。 並べられた小さなバケツには色とりどりの染料が入っていました。 まさにこの染料で着物は色付けされていくんですね。 次の写真は、染料を混ぜておられるシーンなのですが、これがなかなか面白いですよ。 電工具ドライバーの先を改造して、「ウィーン!!」。